イコン展 -天とわたしをつなぐ窓-
伝統的な正教会の祈りの中から生まれ発展を遂げた「イコン」。
今展では、ロシア・ギリシャ・東欧諸国で制作された古い板絵を中心にご紹介し、キリスト教にまつわる聖像の根底に流れる精神と、時を超えて私たちを魅了する優れた芸術性に迫ります。
【 開催概要 】
2025年10月25日(土)-11月16日(日)
オンライン販売:10/28(火) 11:00 ~ 11/16(日) 18:00
実店舗:open 11:00~18:00 / closed 10/30・11/4・11/10
※ お買い上げいただいた作品は、会期終了後のお引き渡しとなります
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ドンの聖母 ロシアイコン
¥220,000
国:ロシア 年代:19世紀 技法:木に彩色 イメージサイズ:31.2×26.7×3cm 額サイズ:51×47.6×8cm 附属品:アクリルボックス額 ************************************************ 14世紀にギリシャ人によって描かれたイコンに倣う一作です。 手本のイコンは1380年、現在のロシア・ドン川付近で発生した「クリコヴォの戦い」の後、勝利を収めたロシアのドン・コサック軍からドミトリー・ドンスコイ大公に贈られたという記録が残されており、地名に由来し《ドンの聖母》と名付けられました。 聖母マリアに頬を寄せる幼子イエスの姿は、正教会に伝わる「エレウサ型(“憐み”の意味)」と呼ばれる伝統的な図像です。 我が子への限りない愛情、来たる受難に対する嘆き、そして全人類への慈愛を表すとされています。 19世紀ロシアにて描かれた本作もまた、画面を慈しみと悲しみが満たし、鑑賞者と交わることのない聖母子の眼差しに、ただただ胸打たれます。 慎重に引かれた線、幾何学的な装飾模様、光輪や衣装の華やかな発色。 祈りの場面に対峙するのにふさわしい、神秘的で崇高な秀作です。 非常に古い板絵のため、木材の反りや小傷、彩色のスレや亀裂等の経年変化が生じていますが、極端な割れや剥落等のダメージはありません。 背面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 アクリルボックスにワインレッドのベルベットマットを合わせた額装です。 裏板には、来歴を示すギャラリーのシールが貼られています。 ************************************************ 反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。 実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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ソロヴェツキーの聖ゾシマと聖サワッティー ロシアイコン
¥220,000
国:ロシア 年代:17-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:35.4×28.5×2.2cm 額サイズ:54.8×47.5×7.5cm 附属品:額 ************************************************ ロシアの聖人、聖サワッティーと弟子の聖ゾシマを描いたイコンです。 15世紀、二人は北ロシアにソロヴェツキー修道院を建立します。 修道院は16世紀に至るまで白海沿いを中心に領土を広げ、様々な製品の加工と販売、さらには貿易を展開しながら政治経済の拠点として華咲かせ、ロシアで最も影響力のある聖地へと成長を遂げました。 16世紀以降は石造りの堅牢な外壁を活かした要塞に、また20世紀に修道院が閉鎖されてからはソビエト連邦の強制収容所に姿を変え、多くの人々が命を落とす悲しい歴史が重ねられたという側面も併せ持ちます。 修道僧の衣を着てソロヴェツキー修道院を掲げ持つ伝統的な図像は古くから人気があり、修道院内に設けられたイコン工房にて多くの板絵が生まれました。 水辺に立つ二人の聖人と、上部に祝福するキリストを描いた本作もまた、過去の作例を忠実に踏襲した構図です。 建築や衣の装飾などの細部描写への関心が、簡略化した部分との対比によって際立って感じられます。 非常に古い板絵のため、木材の反りや小傷、虫喰い跡、彩色の浮きやスレ等の経年変化が見られます。 背面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 ブラウンの木製額にワインレッドのベルベットマットを合わせた仕上がりです。 額も年代物のため、キズやスレ等が見られます点、古いものの持つ味わいとして予めご理解くださいませ。 ************************************************ 反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。 実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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聖ゲオルギウスの竜退治 ギリシャイコン
¥190,000
SOLD OUT
国:ギリシャ 年代:17-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:41×31×4.5cm 附属品:無 ************************************************ キリスト教聖人伝『黄金伝説』に基づく場面です。 ある日カッパドキアの街を訪れたローマの軍人・聖ゲオルギウスは、人々が悪魔の化身である竜に人間の犠牲を捧げながら暮らしていることを知ります。 いよいよ次の生贄として王女の番が回ってくると、ゲオルギウスは見事竜を討ち取り、彼女を救い出したのでした。 勇者が竜退治と引き換えに人々に求めたのは、金銭や名誉ではなく、キリスト教への改宗。 結果的にキリスト教における偉大な聖人として名を馳せ、イコンや宗教画にも好まれる図像となりました。 本作では、ゲオルギウスが馬に跨り、十字架のついた槍で竜を突く瞬間が、金をふんだんに用いた煌びやかな色彩で描かれています。 しばしば描き込まれる王女や建造物は省略されており、劇的な場面をより明快に伝える意図があったものと思われます。 非常に古い板絵のため、木材の欠けや虫喰い跡、彩色の亀裂や剥落等の激しい経年変化が見られます。 背面には反りを防ぐための桟が釘で固定されており、全体にさほど歪みは進んでいません。 上部に展示用の金具が取り付けられていますが、土台となる木材が重量のあるイコンを支える耐久性を保っているかどうか不明のため、別の方法での展示をおすすめいたします。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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燃え尽きることなきいばらの聖母 ロシアイコン
¥160,000
国:ロシア 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:50.2×38.3×3.2cm 附属品:無 ************************************************ 『旧約聖書』の「出エジプト記」冒頭に記された、神の山ホレブで預言者モーセが目撃した出来事に基づく図像。 モーセが炎の中にあるにも関わらず燃え尽きない不思議ないばらをしばらく眺めていると、中から神の声が聞こえてきた、というエピソードです。 正教会では、いばらを聖母マリアに見立て、後にキリストを身籠る神秘の予兆であると解釈しています。 画面を分割するのは、聖母を象徴する薔薇の花と八角形の星型。 二層の重なりで表された星の内、赤い部分は「燃える炎」、青い部分は「燃えざるいばら」を暗示しています。 中央の円形には、左手に幼子を抱き、右手で天に続く梯子を持つ聖母が描かれ、周囲を天使や福音書記者の姿が囲みます。 非常に古い板絵のため、木材の欠けや歪み、虫喰い跡、彩色の亀裂や剥落等の経年変化が見られます。 背面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 縦方向に大きく割れが生じていますが、制作当初から2枚の板を繋げていた可能性もございます。 年月と共に育った表情に、得も言われぬ迫力を感じる秀作です。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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預言者エリヤの昇天 ギリシャイコン
¥130,000
SOLD OUT
国:ギリシャ 年代:18-19世紀 技法:木に彩色 イメージサイズ:29.1×25×3cm 額サイズ:34.4×31×4.5cm 附属品:額 ************************************************ イスラエル王国最大の預言者とされるエリヤ。 語り継がれる生涯の出来事の中でも、最期の場面はイコンの題材としてとりわけ好まれ、多くの作例が残されました。 エリヤの昇天の特異性は、地上で命を落とすことなく、人々の眼前で天に引き上げられたところにあります。 神から授けられた火の馬と火の車に乗り、地上で弟子エリシャが別れを惜しみながら見守る中、天使が支える火の雲を辿り天へと導かれるエリヤ。 弟子エリシャは、師から赤い外套と予言の力を譲り受け、腕を高々と上空に掲げています。 穏やかに流れるヨルダン川の青、燃え盛る炎の赤、まばゆく輝く光輪の金。 色彩の鮮烈な対比によって、ドラマティックな場面が効果的に演出されています。 中央右手に書かれた文字は、「預言者エリヤの昇天」を意味するギリシャ語です。 非常に古い板絵のため、木材の反りや小傷、虫喰い跡、彩色の浮きやスレ等の経年変化が見られます。 画面上方の一部は、後世の補彩の可能性がございます。 背面には反りを防ぐための桟と、当時の持ち主による書き込みが残っています。 人の手を渡り長い年月を受け継がれてきたものの辿った興味深い歴史としてお楽しみいただけましたら幸いです。 赤いアクセントカラーが印象的な黒い額に入っています。 額も年代物のため、キズやスレ等が見られます点、予めご理解くださいませ。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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聖母子 東欧イコン
¥120,000
SOLD OUT
国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:35.7×28.8×1.7cm 附属品:無 ************************************************ 聖母子を描いた東欧イコンです。 右腕で我が子を抱き、左手を胸に置く聖母マリア。 幼子イエスの手には祝福のポーズや聖なる巻物などの持物は見られず、聖母のマントにしがみついて甘えるような仕草をしています。 我が子を心の底から慈しみ愛おしいと想う、母としての深い愛情を示す伝統的な図像です。 抑揚を抑えた直線的な筆致や、光輪や背景に見られる点を打つような手の動きが特徴的。 金箔や彩色を鮮やかに散りばめた装飾性を重視した描写に、画家の個性や土地柄・時代性を見て取ることができるでしょう。 非常に古い板絵のため、木材の欠けや虫喰い跡、彩色の亀裂や剥落等の激しい経年変化が見られます。 背面には反りを防ぐための桟が取り付けられていますが、片方は現状では欠損しております。 人の手を渡り長い年月を受け継がれてきたイコンならではの味わいとして、予めご理解くださいませ。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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三聖人 東欧イコン
¥120,000
国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:35.1×30.9×2.5cm 附属品:無 ************************************************ 三人の聖人を横並びに描いた東欧イコンです。 左から、聖ニフォン、聖モーセ、聖ボニファティウス。 画面上方には祝福のポーズを取るキリスト、両脇には天使たちが描かれています。 黄金色の画面を取り囲むように周縁にあしらわれた花飾りが可憐な印象です。 キリストや聖母マリア、あるいは主要な聖人たちの単身や列伝を描いたイコンと比べ、こうした複数の聖人の集合した図像は歴史的にも比較的表現の自由度が高かったようです。 決められた構図や特別な根拠が無いことも稀ではなく、依頼者の希望に応じるかたちで残されたものも数多く存在しています。 天上と地上を橋渡しする役割を持つ聖人たちは、地域ごとの特徴を帯びながら、各地で盛んに制作されたのでした。 画面に白や水色の塗料が飛び散る独特の姿は、イコンが教会や修道院などではなく、個人の住居に置かれていたことを示唆するものでしょうか。 時の流れの中で、生活空間や保管場所での何らかのアクシデントもあって当然と考えるのも面白いものです。 非常に古い板絵のため、木材の歪みや欠け、虫喰い跡、彩色の亀裂や剥落等の経年変化が見られます。 板の上下の側面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 一般的な桟の入れ方とはやや異なる仕様は、イコンを軽量化するための工夫だったのかもしれません。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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復活大祭と十二大祭 東欧イコン
¥95,000
SOLD OUT
国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:35.4×31×1.9cm 附属品:無 ************************************************ 正教会暦によって定められた祝祭日を描いたイコンです。 キリストが説いた教えを記憶し、日々教徒たちが信仰を深める目的のため、古くから描かれ続けてきた祝祭のイコン。 それぞれの事跡を独立して図像化したものが一般的ですが、このように一枚の板に主要な祭日を網羅する作例も多く見られ、正教会における礼拝行事で好んで用いられました。 中央には「キリストの復活」と「キリストの黄泉降り」を上下に組み合わせた「復活大祭」、その周囲を取り囲むのは正教会が重要視する祭日を集めた「十二大祭」です。 一つひとつの枡目に、聖なる場面が伝統的な表現を踏襲しながら緻密に描かれています。 時と共に落ち着いた発色へと変化した画面ですが、かすかに覗く煌びやかな色彩からは、制作当初の絢爛な仕上がりを想像させられます。 枡目の境界や周縁に見られる、点や円を打つような意匠が独特です。 非常に古い板絵のため、木材の歪みや欠け、彩色の亀裂や剥落等の経年変化が見られます。 板の上下の側面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 一般的な桟の入れ方とはやや異なる仕様は、イコンを軽量化するための工夫だったのかもしれません。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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復活大祭と十二大祭 東欧イコン
¥85,000
SOLD OUT
国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:34.8×27.8×3cm 附属品:無 ************************************************ 正教会暦によって定められた祝祭日を描いたイコンです。 キリストが説いた教えを記憶し、日々教徒たちが信仰を深める目的のため、古くから描かれ続けてきた祝祭のイコン。 それぞれの事跡を独立して図像化したものが一般的ですが、このように一枚の板に主要な祭日を網羅する作例も多く見られ、正教会における礼拝行事で好んで用いられました。 中央には「キリストの復活」と「キリストの黄泉降り」を上下に組み合わせた「復活大祭」、その周囲を取り囲むのは正教会が重要視する祭日を集めた「十二大祭」です。 一つひとつの枡目に描かれた聖なる場面は、伝統的な表現を踏襲しながらもどこかユーモラス。 全体に下半身が短めのプロポーションや、ややキャラクター然とした容貌に、地域や時代、描き手の特徴を見出すことができるでしょう。 非常に古い板絵のため、木材の強い湾曲、欠けや落としきれない汚れ、彩色の亀裂や剥落等の経年変化が見られます。 背面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 画面の縁沿いに、剥がし跡と思われる痕跡が見られます。 かつてリザと呼ばれるイコン保護用の金属製の覆い、もしくは額装がほどこされ、後世に撤去された際に生じたものかもしれません。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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復活大祭と十二大祭 東欧イコン
¥85,000
SOLD OUT
国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:35×30×2cm 附属品:無 ************************************************ 正教会暦によって定められた祝祭日を描いたイコンです。 キリストが説いた教えを記憶し、日々教徒たちが信仰を深める目的のため、古くから描かれ続けてきた祝祭のイコン。 それぞれの事跡を独立して図像化したものが一般的ですが、このように一枚の板に主要な祭日を網羅する作例も多く見られ、正教会における礼拝行事で好んで用いられました。 中央には「キリストの復活」と「キリストの黄泉降り」を上下に組み合わせた「復活大祭」、その周囲を取り囲むのは正教会が重要視する祭日を集めた「十二大祭」です。 一つひとつの枡目に描かれた聖なる場面は、伝統的な表現を踏襲しながらもどこかユーモラス。 全体に下半身が短めのプロポーションや、ややキャラクター然とした容貌に、地域や時代、描き手の特徴を見出すことができるでしょう。 非常に古い板絵のため、木材の反りや亀裂、欠けや落としきれない汚れ、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。 背面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 画面の縁沿いに、剥がし跡と思われる痕跡が見られます。 かつてリザと呼ばれるイコン保護用の金属製の覆い、もしくは額装がほどこされ、後世に撤去された際に生じたものかもしれません。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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復活大祭と十二大祭 東欧イコン
¥75,000
国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:32×26.4×2.7cm 附属品:無 ************************************************ 正教会暦によって定められた祝祭日を描いたイコンです。 キリストが説いた教えを記憶し、日々教徒たちが信仰を深める目的のため、古くから描かれ続けてきた祝祭のイコン。 それぞれの事跡を独立して図像化したものが一般的ですが、このように一枚の板に主要な祭日を網羅する作例も多く見られ、正教会における礼拝行事で好んで用いられました。 中央には十字架上で息絶えた後に黄泉へと戻るキリストを描いた「復活大祭」、その周囲を取り囲むのは正教会が重要視する祭日を集めた「十二大祭」です。 一つひとつの枡目に描かれた聖なる場面は、伝統的な表現を踏襲しながらもどこかユーモラス。 荘厳さよりも、むしろ祈りを捧げる者たちにとっての親しみやすさを重視した作風と言えるかもしれません。 そして、このイコンの印象を方向付ける大きな要素は、激しい残欠性でしょう。 周縁部分の多くが剥落し、板地が剥き出しになっています。 所どころに付着した白や水色の塗料は、後世の何らかのアクシデントによるものでしょうか。 背面には板の欠けをパテで埋めた痕跡と、判別はできませんが文字の彫刻がございます。 非常に古い板絵のため、木材のわずかな反りや亀裂、欠けや虫食い跡、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。 板の上下の側面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 一般的な桟の入れ方とはやや異なる仕様は、イコンを軽量化するための工夫だったのかもしれません。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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全能のキリスト 東欧イコン
¥55,000
SOLD OUT
国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:22.2×17.3×1.7cm 附属品:無 ************************************************ 「全能のキリスト」は、ビザンティン美術の様式を踏襲し、何世紀にも渡り描き継がれてきた伝統的な図像です。 神の子をキリスト教における支配者かつ審判者だと示す意味を持ち、聖堂の主要な場所に置かれるなど重要なイコンとして深く崇敬の対象とされてきました。 本作に見られる、右手で祝福のポーズを取り、左手に福音書を携える姿は、最も典型的な表現方法です。 右手の指のそれぞれはキリストを指す神聖四文字「ICXC」を表し、軽く包み込むような仕草には、敬虔な教徒たちを守る意味合いがあるとされています。 波型や円、植物文様で周縁を飾る意匠が印象的。 強調された装飾性と強い平面性は、俗世とは全く異なる神聖な空間を可視化する要素として大きく機能しています。 荘厳さと同時に穏やかで慈しみ深い雰囲気を併せ持つキリストの姿と向き合い対話することで、神の世界をより深く感じようとしていた当時の人々に、想いを馳せながらご覧ください。 非常に古い板絵のため、木材のわずかな反り、亀裂や欠け、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。 また、周縁の金彩部分は後世の補彩かと思われます。 長い年月をかけて受け継がれてきたイコンの持つ趣としてお楽しみいただけましたら幸いです。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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六聖人 東欧イコン
¥55,000
SOLD OUT
国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:17.5×15.3×1.9cm 附属品:無 ************************************************ 六人の聖人たちを枡目状の画面に配した小型のイコン。 経年によるコンディションゆえ、それぞれの図像をすべて特定するには至りませんが、板に残された精緻な筆致の痕跡は健在です。 キリストや聖母マリア、あるいは主要な聖人たちの単身や列伝を描いたイコンと比べ、こうした複数の聖人の集合した図像は歴史的にも比較的表現の自由度が高かったようです。 決められた構図や特別な根拠が無いことも稀ではなく、依頼者の希望に応じるかたちで残されたものも数多く存在しています。 天上と地上を橋渡しする役割を持つ聖人たちは、地域ごとの特徴を帯びながら、各地で盛んに制作されたのでした。 黒く彩色した板上に、明るい部分を浮かび上がらせるようにして筆を進める描写が特徴的。 時と共に暗く変化したトーンにも趣が漂います。 非常に古い板絵のため、木材のわずかな反り、亀裂や欠け、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。 長い年月をかけて受け継がれてきたイコンの持つ興味深い歴史としてお楽しみいただけましたら幸いです。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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ソロヴェツキーの聖ゾシマと聖サワッティー ロシアイコン
¥65,000
国:ロシア 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:11.1×8.8×0.8cm 額サイズ:27.1×24.8×5cm 附属品:額 ************************************************ ロシアの聖人、聖サワッティーと弟子の聖ゾシマを描いた小型イコンです。 15世紀、二人は北ロシアにソロヴェツキー修道院を建立します。 修道院は16世紀に至るまで白海沿いを中心に領土を広げ、様々な製品の加工と販売、さらには貿易を展開しながら政治経済の拠点として華咲かせ、ロシアで最も影響力のある聖地へと成長を遂げました。 16世紀以降は石造りの堅牢な外壁を活かした要塞に、また20世紀に修道院が閉鎖されてからはソビエト連邦の強制収容所に姿を変え、多くの人々が命を落とす悲しい歴史が重ねられたという側面も併せ持ちます。 修道僧の衣を着てソロヴェツキー修道院を掲げ持つ伝統的な図像は古くから人気があり、修道院内に設けられたイコン工房にて多くの板絵が生まれました。 本作もまた、過去の作例を忠実に踏襲した構図です。 極めて小さな画面に、祈りを捧げるような慎重な筆運びで映し出された場面。 大型イコンと比べ親しみやすく、旅先に携帯したりと身近なお守りのような存在として大切に所有されていたものと思われます。 非常に古い板絵のため、木材の小傷や亀裂、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。 彫り飾りのあるダークブラウンの木製額に、ワインレッドのベルベットマットを合わせた仕上がりです。 額は、イコンの世界観を元に制作した、嶋田製作所による上質なオリジナルフレームです。 ************************************************ 反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。 また、掲載画像には額装前に撮影したものも含まれます。 実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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エルサレム入城 東欧イコン
¥55,000
国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:7.8×7×1.1cm 額サイズ:20×19×3.7cm 附属品:額 ************************************************ ロバに乗ったキリストが、イスラエルの王として城塞都市エルサレムに向かう、福音書で語られた場面を描いた小型イコンです。 目的の地が近づくと、キリストは弟子たちに、自らの死と甦りを予告します。 「エルサレム入城」は、各地で教えを説いて奇蹟を示す日々が終わり、受難と復活が始まる重要な日として、正教会における十二大祭のひとつに認定されています。 白い子ロバの背に腰を下ろし、そっと弟子たちの方を振り向くキリスト。 右手に祝福の印相を結ぶ姿には、近く待ち受ける出来事を受け入れ、人々を救済へと導く神の子としての尊厳が滲み出ています。 画面右側に見えるのは、エルサレムの城と、手招きしながらキリストを迎え入れる群衆の内のひとりです。 手のひらに収まるほどの小さな本作を常に肌身離さず懐に抱き、信仰の灯火を消すことのなかったかつての所有者に想いを巡らせながらお楽しみください。 非常に古い板絵のため、木材の小傷や亀裂、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。 彫り飾りのあるダークブラウンの木製額に、ワインレッドのベルベットマットを合わせた仕上がりです。 額は、イコンの世界観を元に制作した、嶋田製作所による上質なオリジナルフレームです。 ************************************************ 反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。 また、掲載画像には額装前に撮影したものも含まれます。 実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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聖母子の三連祭壇画 ロシアイコン
¥30,000
SOLD OUT
国:ロシア 年代:19世紀 技法:ブロンズ サイズ:9×10×0.7cm(扉を開いた状態) 附属品:無 ************************************************ ブロンズ製の三連祭壇型のロシアイコンです。 中央に表されているのは、「エレウサ型(“憐み”の意味)」の聖母子像。 両翼には上段に「エルサレム入城」、下段に「神殿奉献」の祝祭日、上部を「聖顔」と「聖三位一体」が取り囲む構図です。 金属製の小型イコンは丈夫で持ち運びしやすいため、主に旅先での礼拝に用いる携帯用として重宝されました。 片手に収まるほどの本作もまた、様々な土地でそっと懐から取り出され、教徒たちの祈りと向き合ってきたのかもしれません。 全体に、金属のサビや変色、小傷等の経年変化が見られます。 長い年月をかけて受け継がれてきたものの持つ風合いとして予めご理解くださいませ。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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アンティークミネラルウォーターボトル
¥5,500
国:イギリス 年代:1800年代後半~1900年代初期 素材:ガラス サイズ:18×5.7×5.7cm 附属品:無 ************************************************ 19世紀後半から20世紀初期にかけて、イギリスの都市・グロスターで作られた、ミネラルウォーターを入れるためのガラス瓶。 ボトルの表面には、「TALBOT & Cos」の文字と品名、都市名がエンボスで刻まれています。 薄緑色のガラスに閉じ込められた大粒の気泡が涼しげな雰囲気。 地中に埋まったまま長い年月が経ち、その後に掘り起こされて現代に受け継がれたものでしょう。 ガラスには随所に銀化の痕跡などの迫力ある表情が育っています。 明るい窓辺に置けば、光を通して瑞々しい印象に。 生花やドライフラワーを添えれば、洒落た一輪挿しとして。 書斎や寝室の片隅で、室内光のムーディな雰囲気を楽しむのも素敵です。 製造から100年を超える非常に古い瓶のため、随所に小さな欠けや小傷、落としきれない汚れ等の経年変化が育っています。 アンティークの持つロマンチックな趣として、予めご理解くださいませ。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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初聖体拝領式の証明書 F
¥19,000
国:ルクセンブルク 年代:1877年 技法:リトグラフ・他 イメージサイズ:19.2×14cm 額サイズ:27.6×22.8×3cm 附属品:ヴィンテージフレーム ************************************************ 「聖体拝領」とは、イエス・キリストが最後の晩餐の場で、弟子たちにパンと葡萄酒を自らの身体と血だと言って分け与えたことに由来する、カトリック教会のミサで行われる聖餐式のこと。 毎回のミサで神父から聖体を受け取ることが許されるのは、洗礼と初聖体を迎えた信者のみとされています。 おおよそ8~9歳前後になると教会から「初聖体拝領式」に招待され、正式にカトリック教徒になることができるのです。 こちらは、1877年にルクセンブルクにてこのセレモニーを受けたことを証明する書類です。 中央には、羊を抱く善き牧者イエス・キリスト。 その上には、聖体のパンと杯を手にして祝福のポーズを取る姿が描かれています。 装飾性と牧歌性の対比が美しく、精緻な描写に見入ってしまう絵柄です。 下部には、初聖体拝領を受けた者の名前と日付がペンで記されています。 マーブル模様のフレームも、少し後世のものとなりますが年数の経ったヴィンテージ品です。 裏面に吊り紐を取り付けましたので、そのまま壁に展示することができます。 シートにはヤケやシミ、額縁にも小傷やスレ、落としきれない汚れ等の経年変化が見られます。 長い年月をかけて受け継がれてきたものの持つ味わいとして、予めご理解くださいませ。 宗教系アンティークや古い版画のコレクションに、またはセンスの光る空間演出のアイテムに、いかがでしょうか。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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エンボス十字架のアンティーク祈祷書
¥7,700
国:フランス 年代:1889年 素材:書籍(革装) サイズ:11×7.5×2.6cm 附属品:無 備考:モノクロ挿画1点入 備考:装飾品は含みません ************************************************ フランスの都市・トゥールで出版されたアンティーク祈祷書です。 背表紙と扉には「PAROISSIEN ROMAIN(ローマ教会の祈祷書)」の表記がございます。 祈祷書とは、教会の認可を受けて作られるミサの手順や聖句、祈祷文などを収めた書物のことで、聖書とは区別されています。 こっくりとした濃茶色の革表紙を彩る、十字架のエンボス装飾。 本の側面を彩る華やかな三方金や、真鍮製の留め具、見返しのマーブル紙など、随所に高級感漂う意匠が散りばめられた装丁です。 テキストは全文フランス語で書かれています。 巻頭には聖ヨセフと幼子イエスのモノクロ挿画が1点。 ハッチングで描かれた聖なる場面は、息を呑むほどに精緻です。 長きに渡り日々の祈りに使われてきたもののため、全体にヤケやシミ、革のイタミや金属のサビ、小傷や落としきれない汚れ等の経年変化が育っています。 また、一部の頁に本体からの脱落が見られます。 このようなコンディションを、130年以上もの年月を受け継がれてきたアンティークならではのロマンとしてお楽しみくださる方に、大切にお持ちいただきたい一冊です。 宗教系アイテムや古書、アンティークのコレクションに、またはセンスの光る空間演出の小道具に、いかがでしょうか。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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猪熊弦一郎「『FACES』より スケッチブック 10」
¥38,000
作家:猪熊 弦一郎 作品名:「『FACES』より スケッチブック 10」 年代:1992年 技法:オフセット ed.1000 イメージサイズ:41×32cm 額サイズ:49.1×40.1×2.5cm サイン:版上有 附属品:額 ************************************************ 香川県出身、20世紀日本を代表する画家、猪熊弦一郎。 東京美術学校で藤島武二に学んだ後、1938年に渡仏、その後ニューヨーク、ハワイ、日本と活動の拠点を移しながら生涯制作を続けました。 マティスやピカソ、藤田嗣治ら名だたるアーティストたちとの交流に刺激を受け、画風は一つに留まることなく度々変化します。 人物の顔や動物、建造物、抽象形態など、様々なモチーフと向き合う中、創作の根底には一貫して「絵として美しいもの」を描こうとする意図があったと言います。 画業中期では幾何形体などの抽象的要素を構成した作品を多く手掛けていましたが、妻を亡くしたことをきっかけに、晩年の画面には突如「顔」が登場するようになります。 最愛の妻を想い描き始めたシリーズは、次第に目、鼻、口といった要素の造形的な面白さに着目するようになり、独創的な作品が次々と誕生していきました。 こちらは猪熊が世を去る前年、満90歳を記念して出版された画集『FACES』に収録された一枚です。 膨大な数のスケッチブックの中から、1988年に描かれた一冊を画家自ら選び、高度な印刷技術によって裏面の年記やサインに至るまでオリジナルと寸分違わず再現した、1000部限定の作品となっております。 顔のアップ、胸像に全身像。 少しおめかしした女性の姿が、バラエティ豊かな構図で切り取られています。 おおらかで自由な線描が、生きる喜びを感じさせる一作です。 シンプルな白木の額を合わせました。 シート裏面の刷りは、裏板の窓を開けて見えるようになっています。 サインや年記だけでなく、なんとも可愛らしい動物たちのドローイングが添えられているのも見どころです。 遊び心のあるユニークな絵柄は、飾る空間を明るく心地良い雰囲気に演出してくれることでしょう。 ************************************************ 反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。 実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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内野隆文「冬の旅」
¥55,000
作家:内野 隆文 作品名:「冬の旅」 年代:2025年 技法:キャンバスにアクリル イメージサイズ:33.3×24.2cm(F4号) 額サイズ:45.5×36.2×6.5cm サイン:有 附属品:額 ************************************************ 内野 隆文 Takafumi Uchino 嫌なことがあった日。 美しい音楽を聴いた日。 知らなかったことを知った日。 そのとき感じた強い気持ちも、 やがて薄れてバラバラになり、 色褪せた破片となって青暗い泉の底に降り積もっていく。 遠い思い出に流れる音楽のようにゆっくりとそのカケラが集まって、 ポツリポツリと水面に浮かんでくる。 意味を持たなかったカケラが、意味を持たない絵らしきものとなって。 ************************************************ 「肖像」シリーズについて 肖像は、かつてどこかに存在したかもしれない者たちの残影である。 時を経てその存在した事実が薄らいでいくように、時代も地域も、ときに性別すら不明瞭にした。 その人物を知る術はもはや無いが、彼らは皆、静かに凛とした佇まいを永遠に守っている。 古典的宗教画がイメージの土台にあり、それは1人の聖人が描かれた小さな板絵である。 誰かが大切に所有し、その家族が数百年にわたって祈りをささげてきた。 板は反って亀裂が入り、絵具は色褪せて所々剥がれている。 しかし聖人の美しさは褪せることなく、むしろ長い年月を耐えいっそう美しく、朽ちてなお崇高である。 ************************************************ 静寂に包まれた冬の夜。 終わりのない、長い長い旅は続く。 美しい彫り飾りのあるゴールドの額に入っています。 画面に漂う神聖な世界観が、忙しない日常に安らぎと救いをもたらしてくれる一作です。 ************************************************ 反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。 実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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内野隆文「北の教会」
¥40,000
作家:内野 隆文 作品名:「北の教会」 年代:2025年 技法:キャンバスにアクリル イメージサイズ:22.7×15.8cm(SM) 額サイズ:31.8×24.8×5.5cm サイン:有 附属品:額 ************************************************ 内野 隆文 Takafumi Uchino 嫌なことがあった日。 美しい音楽を聴いた日。 知らなかったことを知った日。 そのとき感じた強い気持ちも、 やがて薄れてバラバラになり、 色褪せた破片となって青暗い泉の底に降り積もっていく。 遠い思い出に流れる音楽のようにゆっくりとそのカケラが集まって、 ポツリポツリと水面に浮かんでくる。 意味を持たなかったカケラが、意味を持たない絵らしきものとなって。 ************************************************ 「肖像」シリーズについて 肖像は、かつてどこかに存在したかもしれない者たちの残影である。 時を経てその存在した事実が薄らいでいくように、時代も地域も、ときに性別すら不明瞭にした。 その人物を知る術はもはや無いが、彼らは皆、静かに凛とした佇まいを永遠に守っている。 古典的宗教画がイメージの土台にあり、それは1人の聖人が描かれた小さな板絵である。 誰かが大切に所有し、その家族が数百年にわたって祈りをささげてきた。 板は反って亀裂が入り、絵具は色褪せて所々剥がれている。 しかし聖人の美しさは褪せることなく、むしろ長い年月を耐えいっそう美しく、朽ちてなお崇高である。 ************************************************ 町のはずれにある、小さな木造の教会。 凍てついた冬の日に、あたたかな祈りの炎を灯す。 角飾りのある表面がゴールド、側面がブラウンの額に、黒い布マットが合わせてあります。 額は、作品のイメージを元に制作した、嶋田製作所によるオリジナルフレームです。 静寂に満ちた幻想的な世界観は、書斎や寝室で一日を振り返る際に眺めれば、心を穏やかにしてくれることでしょう。 ************************************************ 反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。 実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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如来懐中仏
¥25,000
国:日本 素材:銅・木 サイズ:16×16.5×4.3cm(厨子を開いた状態) 附属品:無 ************************************************ 木製の厨子に収められた、「懐中仏」や「豆仏」と呼ばれるとても小さな如来像です。 約7cm程の極小サイズのため、指先の造形の判別が困難ですが、「施無畏印(せむいいん)」と「与願印(よがんいん)」、もしくは「来迎印(らいごういん)」の印相(ハンドサイン)を結ぶことから、お釈迦様または阿弥陀様のお像だと思われます。 頭に被った笠のような造形は、頭光でしょうか。 ややアシンメトリーなバランスがユニークで珍しい印象です。 観音扉を開くと現れる金地が美しく、光に包まれながら佇む仏様のお姿は厳かで崇高。 静かに手を合わせれば、心洗われる気持ちになれそうです。 仏像や厨子には、随所にスレや小傷、落としきれない汚れ等の経年変化がございます。 古美術品ならではの味わいとして、予めご理解くださいませ。 厨子内部には仏像を設置する穴の開いた台座がセットされています。 厨子には破損等は見られず、扉の開閉もスムーズです。 宗教系アンティークや古美術のコレクション、自宅のご仏壇やお部屋の個性的な空間演出用に、いかがでしょうか。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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古いインドのウッドポット
¥11,000
国:インド 年代:1900年代初期 素材:木 サイズ:7×10×10cm 附属品:無 備考:装飾品は含みません ************************************************ インドで作られた古い木製の壺。 香辛料や穀物を保管したり、ヒンドゥー教の儀式に用いたものかと思われます。 木をくり抜いて現れた歪なシルエットには、手仕事の味わいがたっぷりと。 黒色の表面から覗く木目の曲線美も目を引きます。 アジアンな雰囲気漂う空間作りに。 ドライフラワーを飾る花器や、ペン立てにもご活用いただけそうです。 随所に木材の小傷やスレ、落としきれない汚れ等の経年変化が見られます。 また、壺底にはかすかにスパイシーな香りが残っています。 長い年月を経て受け継がれたものの持つロマンとして、予めご理解くださいませ。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

