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ドンの聖母 ロシアイコン
¥220,000
国:ロシア 年代:19世紀 技法:木に彩色 イメージサイズ:31.2×26.7×3cm 額サイズ:51×47.6×8cm 附属品:アクリルボックス額 ************************************************ 14世紀にギリシャ人によって描かれたイコンに倣う一作です。 手本のイコンは1380年、現在のロシア・ドン川付近で発生した「クリコヴォの戦い」の後、勝利を収めたロシアのドン・コサック軍からドミトリー・ドンスコイ大公に贈られたという記録が残されており、地名に由来し《ドンの聖母》と名付けられました。 聖母マリアに頬を寄せる幼子イエスの姿は、正教会に伝わる「エレウサ型(“憐み”の意味)」と呼ばれる伝統的な図像です。 我が子への限りない愛情、来たる受難に対する嘆き、そして全人類への慈愛を表すとされています。 19世紀ロシアにて描かれた本作もまた、画面を慈しみと悲しみが満たし、鑑賞者と交わることのない聖母子の眼差しに、ただただ胸打たれます。 慎重に引かれた線、幾何学的な装飾模様、光輪や衣装の華やかな発色。 祈りの場面に対峙するのにふさわしい、神秘的で崇高な秀作です。 非常に古い板絵のため、木材の反りや小傷、彩色のスレや亀裂等の経年変化が生じていますが、極端な割れや剥落等のダメージはありません。 背面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 アクリルボックスにワインレッドのベルベットマットを合わせた額装です。 裏板には、来歴を示すギャラリーのシールが貼られています。 ************************************************ 反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。 実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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ソロヴェツキーの聖ゾシマと聖サワッティー ロシアイコン
¥220,000
国:ロシア 年代:17-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:35.4×28.5×2.2cm 額サイズ:54.8×47.5×7.5cm 附属品:額 ************************************************ ロシアの聖人、聖サワッティーと弟子の聖ゾシマを描いたイコンです。 15世紀、二人は北ロシアにソロヴェツキー修道院を建立します。 修道院は16世紀に至るまで白海沿いを中心に領土を広げ、様々な製品の加工と販売、さらには貿易を展開しながら政治経済の拠点として華咲かせ、ロシアで最も影響力のある聖地へと成長を遂げました。 16世紀以降は石造りの堅牢な外壁を活かした要塞に、また20世紀に修道院が閉鎖されてからはソビエト連邦の強制収容所に姿を変え、多くの人々が命を落とす悲しい歴史が重ねられたという側面も併せ持ちます。 修道僧の衣を着てソロヴェツキー修道院を掲げ持つ伝統的な図像は古くから人気があり、修道院内に設けられたイコン工房にて多くの板絵が生まれました。 水辺に立つ二人の聖人と、上部に祝福するキリストを描いた本作もまた、過去の作例を忠実に踏襲した構図です。 建築や衣の装飾などの細部描写への関心が、簡略化した部分との対比によって際立って感じられます。 非常に古い板絵のため、木材の反りや小傷、虫喰い跡、彩色の浮きやスレ等の経年変化が見られます。 背面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 ブラウンの木製額にワインレッドのベルベットマットを合わせた仕上がりです。 額も年代物のため、キズやスレ等が見られます点、古いものの持つ味わいとして予めご理解くださいませ。 ************************************************ 反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。 実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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燃え尽きることなきいばらの聖母 ロシアイコン
¥160,000
国:ロシア 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:50.2×38.3×3.2cm 附属品:無 ************************************************ 『旧約聖書』の「出エジプト記」冒頭に記された、神の山ホレブで預言者モーセが目撃した出来事に基づく図像。 モーセが炎の中にあるにも関わらず燃え尽きない不思議ないばらをしばらく眺めていると、中から神の声が聞こえてきた、というエピソードです。 正教会では、いばらを聖母マリアに見立て、後にキリストを身籠る神秘の予兆であると解釈しています。 画面を分割するのは、聖母を象徴する薔薇の花と八角形の星型。 二層の重なりで表された星の内、赤い部分は「燃える炎」、青い部分は「燃えざるいばら」を暗示しています。 中央の円形には、左手に幼子を抱き、右手で天に続く梯子を持つ聖母が描かれ、周囲を天使や福音書記者の姿が囲みます。 非常に古い板絵のため、木材の欠けや歪み、虫喰い跡、彩色の亀裂や剥落等の経年変化が見られます。 背面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 縦方向に大きく割れが生じていますが、制作当初から2枚の板を繋げていた可能性もございます。 年月と共に育った表情に、得も言われぬ迫力を感じる秀作です。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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三聖人 東欧イコン
¥120,000
国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:35.1×30.9×2.5cm 附属品:無 ************************************************ 三人の聖人を横並びに描いた東欧イコンです。 左から、聖ニフォン、聖モーセ、聖ボニファティウス。 画面上方には祝福のポーズを取るキリスト、両脇には天使たちが描かれています。 黄金色の画面を取り囲むように周縁にあしらわれた花飾りが可憐な印象です。 キリストや聖母マリア、あるいは主要な聖人たちの単身や列伝を描いたイコンと比べ、こうした複数の聖人の集合した図像は歴史的にも比較的表現の自由度が高かったようです。 決められた構図や特別な根拠が無いことも稀ではなく、依頼者の希望に応じるかたちで残されたものも数多く存在しています。 天上と地上を橋渡しする役割を持つ聖人たちは、地域ごとの特徴を帯びながら、各地で盛んに制作されたのでした。 画面に白や水色の塗料が飛び散る独特の姿は、イコンが教会や修道院などではなく、個人の住居に置かれていたことを示唆するものでしょうか。 時の流れの中で、生活空間や保管場所での何らかのアクシデントもあって当然と考えるのも面白いものです。 非常に古い板絵のため、木材の歪みや欠け、虫喰い跡、彩色の亀裂や剥落等の経年変化が見られます。 板の上下の側面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 一般的な桟の入れ方とはやや異なる仕様は、イコンを軽量化するための工夫だったのかもしれません。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】ソロヴェツキーの聖ゾシマと聖サワッティー ロシアイコン
¥65,000
SOLD OUT
国:ロシア 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:11.1×8.8×0.8cm 額サイズ:27.1×24.8×5cm 附属品:額 ************************************************ ロシアの聖人、聖サワッティーと弟子の聖ゾシマを描いた小型イコンです。 15世紀、二人は北ロシアにソロヴェツキー修道院を建立します。 修道院は16世紀に至るまで白海沿いを中心に領土を広げ、様々な製品の加工と販売、さらには貿易を展開しながら政治経済の拠点として華咲かせ、ロシアで最も影響力のある聖地へと成長を遂げました。 16世紀以降は石造りの堅牢な外壁を活かした要塞に、また20世紀に修道院が閉鎖されてからはソビエト連邦の強制収容所に姿を変え、多くの人々が命を落とす悲しい歴史が重ねられたという側面も併せ持ちます。 修道僧の衣を着てソロヴェツキー修道院を掲げ持つ伝統的な図像は古くから人気があり、修道院内に設けられたイコン工房にて多くの板絵が生まれました。 本作もまた、過去の作例を忠実に踏襲した構図です。 極めて小さな画面に、祈りを捧げるような慎重な筆運びで映し出された場面。 大型イコンと比べ親しみやすく、旅先に携帯したりと身近なお守りのような存在として大切に所有されていたものと思われます。 非常に古い板絵のため、木材の小傷や亀裂、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。 彫り飾りのあるダークブラウンの木製額に、ワインレッドのベルベットマットを合わせた仕上がりです。 額は、イコンの世界観を元に制作した、嶋田製作所による上質なオリジナルフレームです。 ************************************************ 反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。 また、掲載画像には額装前に撮影したものも含まれます。 実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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初聖体拝領式の証明書 F
¥19,000
国:ルクセンブルク 年代:1877年 技法:リトグラフ・他 イメージサイズ:19.2×14cm 額サイズ:27.6×22.8×3cm 附属品:ヴィンテージフレーム ************************************************ 「聖体拝領」とは、イエス・キリストが最後の晩餐の場で、弟子たちにパンと葡萄酒を自らの身体と血だと言って分け与えたことに由来する、カトリック教会のミサで行われる聖餐式のこと。 毎回のミサで神父から聖体を受け取ることが許されるのは、洗礼と初聖体を迎えた信者のみとされています。 おおよそ8~9歳前後になると教会から「初聖体拝領式」に招待され、正式にカトリック教徒になることができるのです。 こちらは、1877年にルクセンブルクにてこのセレモニーを受けたことを証明する書類です。 中央には、羊を抱く善き牧者イエス・キリスト。 その上には、聖体のパンと杯を手にして祝福のポーズを取る姿が描かれています。 装飾性と牧歌性の対比が美しく、精緻な描写に見入ってしまう絵柄です。 下部には、初聖体拝領を受けた者の名前と日付がペンで記されています。 マーブル模様のフレームも、少し後世のものとなりますが年数の経ったヴィンテージ品です。 裏面に吊り紐を取り付けましたので、そのまま壁に展示することができます。 シートにはヤケやシミ、額縁にも小傷やスレ、落としきれない汚れ等の経年変化が見られます。 長い年月をかけて受け継がれてきたものの持つ味わいとして、予めご理解くださいませ。 宗教系アンティークや古い版画のコレクションに、またはセンスの光る空間演出のアイテムに、いかがでしょうか。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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幼子イエスを抱くパドヴァの聖アントニオ
¥5,500
国:フランス 年代:1900年代初期 素材:金属 サイズ:5.3×2×1.5cm 附属品:無 備考:装飾品は含みません ************************************************ ポルトガルのリスボンに生まれ、若くしてアウグスチノ会に所属し勉学に勤しんでいた聖アントニオ。 フランシスコ会の殉教者に影響を受けたことをきっかけに、後に同会の司祭として活躍し、各地で布教活動に努めました。 生前から民衆の強い人気を集めますが、30代半ばにしてパドヴァ近郊で世を去ってしまいます。 紛失物や結婚、高齢者や貧しい人々などの守護聖人として、今も多くの人々から親しまれている聖人です。 本作は、20世紀前半のフランスで作られた金属製の像です。 幼子イエスを抱き、百合の花と書物を持つ典型的な姿で象られています。 個人の祭壇用、または携帯用として作られたものでしょう。 ごく小ぶりで軽量なので、コンパクトな空間にも気兼ねなく飾っていただけます。 長い年月をかけて受け継がれてきたもののため、金属の変色やサビ、小傷等の経年変化が育っています。 古いものの持つ味わいとして、予めご了承くださいませ。 宗教系アイテムのコレクション、またはセンスが光るお部屋のワンポイントに、いかがでしょうか。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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アンティーク磔刑像のメダイヨン
¥28,000
国:フランス 年代:1800年代 技法:木・金属・布・木製額・ガラスドーム サイズ:29×25×3cm 附属品:無 ************************************************ 1800年代フランスにて作られた、磔刑像を収めたメダイヨン( “大型メダル” の意味)です。 木製の十字架に架けられた、やや小さめのキリスト像。 頭上には、反逆者としての刑に処されたキリストの罪状「INRI(ナザレの王イエス、ユダヤ人の王)」の文字が書かれた銘板が掲げられています。 グリーンの布地に固定した磔刑像が、ブラウンの木製額にセットされており、裏面の金具で壁掛けが可能です。 表面を覆う凸型のガラスドームが周囲の景色を映し、ドラマチックな雰囲気を楽しませてくれます。 磔刑像、木製額、ガラスドームともに、小傷や落としきれない汚れ等の経年変化が見られます。 裏板や金具にはぐらつき等はなく、問題なく飾っていただけるコンディションです。 100年をゆうに超える遠い昔。 古のフランスの人々が、日々祈りを捧げていたのだろうと想像するだけでもロマンチック。 希少な宗教系アイテムのコレクションとして、または個性的な空間演出の小道具に、いかがでしょうか。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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アンティーク磔刑像 F
¥22,000
国:フランス 年代:1800年代 素材:木・金属 サイズ:18.5×10.7×2.5cm 附属品:無 ************************************************ 19世紀フランスで作られた、アンティーク磔刑像です。 黒い木製ベースに丸みのあるアイボリー色の十字架。 キリストは、苦悶の表情や筋肉の流れ、腰布のドレープに至るまで、実に精緻な造形で象られています。 おそらくは家庭用の小祭壇や持ち運び用として使われてきたものでしょう。 アイボリー色の表面には、ススのような粒子が付着しております。 灯したキャンドルの傍らに置いていたのかもしれないと、想像を巡らせてみるのもロマンチックです。 古い年代に作られたもののため、小傷や変色、落としきれない汚れなどの経年変化が見られます。 100年以上もの年月を受け継がれてきたものの持つ味わいとして、予めご理解くださいませ。 裏面にはリングが付いているので、壁掛け・平置きいずれでもディスプレイが可能です。 希少なアンティークコレクションや、個性的な空間演出の小道具に、いかがでしょうか。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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ウラジーミルの生神女
¥48,000
国:アメリカ 年代:1900年代半ば 技法:リプロダクション・プリント イメージサイズ:24.5×19cm 額サイズ:37.8×32.8×4.5cm 附属品:ヴィンテージフレーム ************************************************ ハリストス(キリストのギリシャ語読み)に頬を寄せる生神女(ロシア正教会で聖母マリアを指す呼称)が描かれたイコンです。 この構図は、「エレウサ型(憐みの意味)」と呼ばれる、ロシア正教会における典型的な図像のひとつ。 中でも12世紀頃にビザンチン帝国からロシアのウラジーミル地方にもたらされた《ウラジーミルの生神女》は、ロシアの画家たちの手本となり、今も世界中で模写され続けています。 我が子への限りない愛情、来たる受難に対する嘆き、そして全人類への慈愛を表す、イコンの傑作と言われる作品です。 本作は、幾度も模写され後世に受け継がれてきた《ウラジミールの生神女》のひとつを、1900年代半ばに復刻プリントしたものです。 硬さのある聖母子の描写、金地に浮かぶ崇高な色彩、原画に残る画面の亀裂まで、忠実に再現されています。 繊細な彫りのあるヴィンテージ額を合わせ、表面は光沢のある樹脂素材で保護されています。 額の裏面には、贈り主と持ち主の名前と共に「Merry Xmas 1970」の書き込みが残っているため、作品はそれより以前に作られたものと判断できます。 クリスマスのギフトに聖画を贈った人、美しき聖母子像を永く大切に所有していた人。 とあるアメリカの人々の物語に、静かに想いを馳せたくなる一作です。 額には経年による傷が随所に見られますが、版面には目立つヤケやシミ等のダメージはございません。 宗教系アイテムのコレクションや、個性的な空間演出の一役に、いかがでしょうか。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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祈りの聖母マリアのメダイヨン
¥25,000
国:フランス 年代:1800年代 技法:石膏・木製額・ガラスドーム サイズ:9.7×8.4×2cm 附属品:無 備考:装飾品は含みません ************************************************ 1800年代フランスにて作られたメダイヨン( “大型メダル” の意味)です。 木々の茂る屋外が舞台。 聖母マリアが一人、静かに祈りを捧げています。 マリアの敬虔な顔立ちや衣服のドレープ、遠景に小さく刻まれた教会など、細部に至るまで実に緻密な造形です。 石膏製の像が、ナポレオン三世様式の黒い木製額にセットされ、表面は凸型のガラスドームで覆われています。 レリーフというよりは彫刻に近い立体感があるので、照明の当て方によってさまざまな陰影や表情を楽しむことができます。 裏面には、壁掛け展示用のリングがございます。 石膏像、木製額、ガラスドームともにキズや若干の汚れ、木の欠け等の経年変化が見られます。 また、石膏を固定する釘にぐらつきがございます。 可能な限りズレない処置を施していますが、釘の脱落の可能性があるため、持ち上げる際には木枠ではなく背面をしっかりと抑えていただくようお気をつけくださいませ。 こうしたコンディションにアンティークならではのロマンを見出していただける方に、大切にお持ちいただけましたら幸いです。 遠い昔、フランスの人々の祈りの対象として長く大切にされていたものなのでしょう。 希少な宗教系アイテムのコレクションとして、または個性的な空間演出の小道具に、いかがでしょうか。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】エルサレム入城 東欧イコン
¥99,999,999
SOLD OUT
【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:7.8×7×1.1cm 額サイズ:20×19×3.7cm 附属品:額 ************************************************ ロバに乗ったキリストが、イスラエルの王として城塞都市エルサレムに向かう、福音書で語られた場面を描いた小型イコンです。 目的の地が近づくと、キリストは弟子たちに、自らの死と甦りを予告します。 「エルサレム入城」は、各地で教えを説いて奇蹟を示す日々が終わり、受難と復活が始まる重要な日として、正教会における十二大祭のひとつに認定されています。 白い子ロバの背に腰を下ろし、そっと弟子たちの方を振り向くキリスト。 右手に祝福の印相を結ぶ姿には、近く待ち受ける出来事を受け入れ、人々を救済へと導く神の子としての尊厳が滲み出ています。 画面右側に見えるのは、エルサレムの城と、手招きしながらキリストを迎え入れる群衆の内のひとりです。 手のひらに収まるほどの小さな本作を常に肌身離さず懐に抱き、信仰の灯火を消すことのなかったかつての所有者に想いを巡らせながらお楽しみください。 非常に古い板絵のため、木材の小傷や亀裂、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。 彫り飾りのあるダークブラウンの木製額に、ワインレッドのベルベットマットを合わせた仕上がりです。 額は、イコンの世界観を元に制作した、嶋田製作所による上質なオリジナルフレームです。 ************************************************ 反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。 また、掲載画像には額装前に撮影したものも含まれます。 実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】復活大祭と十二大祭 東欧イコン
¥99,999,999
SOLD OUT
【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:32×26.4×2.7cm 附属品:無 ************************************************ 正教会暦によって定められた祝祭日を描いたイコンです。 キリストが説いた教えを記憶し、日々教徒たちが信仰を深める目的のため、古くから描かれ続けてきた祝祭のイコン。 それぞれの事跡を独立して図像化したものが一般的ですが、このように一枚の板に主要な祭日を網羅する作例も多く見られ、正教会における礼拝行事で好んで用いられました。 中央には十字架上で息絶えた後に黄泉へと戻るキリストを描いた「復活大祭」、その周囲を取り囲むのは正教会が重要視する祭日を集めた「十二大祭」です。 一つひとつの枡目に描かれた聖なる場面は、伝統的な表現を踏襲しながらもどこかユーモラス。 荘厳さよりも、むしろ祈りを捧げる者たちにとっての親しみやすさを重視した作風と言えるかもしれません。 そして、このイコンの印象を方向付ける大きな要素は、激しい残欠性でしょう。 周縁部分の多くが剥落し、板地が剥き出しになっています。 所どころに付着した白や水色の塗料は、後世の何らかのアクシデントによるものでしょうか。 背面には板の欠けをパテで埋めた痕跡と、判別はできませんが文字の彫刻がございます。 非常に古い板絵のため、木材のわずかな反りや亀裂、欠けや虫食い跡、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。 板の上下の側面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 一般的な桟の入れ方とはやや異なる仕様は、イコンを軽量化するための工夫だったのかもしれません。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】復活大祭と十二大祭 東欧イコン
¥99,999,999
SOLD OUT
【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:34.8×27.8×3cm 附属品:無 ************************************************ 正教会暦によって定められた祝祭日を描いたイコンです。 キリストが説いた教えを記憶し、日々教徒たちが信仰を深める目的のため、古くから描かれ続けてきた祝祭のイコン。 それぞれの事跡を独立して図像化したものが一般的ですが、このように一枚の板に主要な祭日を網羅する作例も多く見られ、正教会における礼拝行事で好んで用いられました。 中央には「キリストの復活」と「キリストの黄泉降り」を上下に組み合わせた「復活大祭」、その周囲を取り囲むのは正教会が重要視する祭日を集めた「十二大祭」です。 一つひとつの枡目に描かれた聖なる場面は、伝統的な表現を踏襲しながらもどこかユーモラス。 全体に下半身が短めのプロポーションや、ややキャラクター然とした容貌に、地域や時代、描き手の特徴を見出すことができるでしょう。 非常に古い板絵のため、木材の強い湾曲、欠けや落としきれない汚れ、彩色の亀裂や剥落等の経年変化が見られます。 背面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 画面の縁沿いに、剥がし跡と思われる痕跡が見られます。 かつてリザと呼ばれるイコン保護用の金属製の覆い、もしくは額装がほどこされ、後世に撤去された際に生じたものかもしれません。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】復活大祭と十二大祭 東欧イコン
¥99,999,999
SOLD OUT
【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:35×30×2cm 附属品:無 ************************************************ 正教会暦によって定められた祝祭日を描いたイコンです。 キリストが説いた教えを記憶し、日々教徒たちが信仰を深める目的のため、古くから描かれ続けてきた祝祭のイコン。 それぞれの事跡を独立して図像化したものが一般的ですが、このように一枚の板に主要な祭日を網羅する作例も多く見られ、正教会における礼拝行事で好んで用いられました。 中央には「キリストの復活」と「キリストの黄泉降り」を上下に組み合わせた「復活大祭」、その周囲を取り囲むのは正教会が重要視する祭日を集めた「十二大祭」です。 一つひとつの枡目に描かれた聖なる場面は、伝統的な表現を踏襲しながらもどこかユーモラス。 全体に下半身が短めのプロポーションや、ややキャラクター然とした容貌に、地域や時代、描き手の特徴を見出すことができるでしょう。 非常に古い板絵のため、木材の反りや亀裂、欠けや落としきれない汚れ、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。 背面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 画面の縁沿いに、剥がし跡と思われる痕跡が見られます。 かつてリザと呼ばれるイコン保護用の金属製の覆い、もしくは額装がほどこされ、後世に撤去された際に生じたものかもしれません。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】預言者エリヤの昇天 ギリシャイコン
¥99,999,999
SOLD OUT
【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:ギリシャ 年代:18-19世紀 技法:木に彩色 イメージサイズ:29.1×25×3cm 額サイズ:34.4×31×4.5cm 附属品:額 ************************************************ イスラエル王国最大の預言者とされるエリヤ。 語り継がれる生涯の出来事の中でも、最期の場面はイコンの題材としてとりわけ好まれ、多くの作例が残されました。 エリヤの昇天の特異性は、地上で命を落とすことなく、人々の眼前で天に引き上げられたところにあります。 神から授けられた火の馬と火の車に乗り、地上で弟子エリシャが別れを惜しみながら見守る中、天使が支える火の雲を辿り天へと導かれるエリヤ。 弟子エリシャは、師から赤い外套と予言の力を譲り受け、腕を高々と上空に掲げています。 穏やかに流れるヨルダン川の青、燃え盛る炎の赤、まばゆく輝く光輪の金。 色彩の鮮烈な対比によって、ドラマティックな場面が効果的に演出されています。 中央右手に書かれた文字は、「預言者エリヤの昇天」を意味するギリシャ語です。 非常に古い板絵のため、木材の反りや小傷、虫喰い跡、彩色の浮きやスレ等の経年変化が見られます。 画面上方の一部は、後世の補彩の可能性がございます。 背面には反りを防ぐための桟と、当時の持ち主による書き込みが残っています。 人の手を渡り長い年月を受け継がれてきたものの辿った興味深い歴史としてお楽しみいただけましたら幸いです。 赤いアクセントカラーが印象的な黒い額に入っています。 額も年代物のため、キズやスレ等が見られます点、予めご理解くださいませ。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】聖ゲオルギウスの竜退治 ギリシャイコン
¥99,999,999
SOLD OUT
【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:ギリシャ 年代:17-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:41×31×4.5cm 附属品:無 ************************************************ キリスト教聖人伝『黄金伝説』に基づく場面です。 ある日カッパドキアの街を訪れたローマの軍人・聖ゲオルギウスは、人々が悪魔の化身である竜に人間の犠牲を捧げながら暮らしていることを知ります。 いよいよ次の生贄として王女の番が回ってくると、ゲオルギウスは見事竜を討ち取り、彼女を救い出したのでした。 勇者が竜退治と引き換えに人々に求めたのは、金銭や名誉ではなく、キリスト教への改宗。 結果的にキリスト教における偉大な聖人として名を馳せ、イコンや宗教画にも好まれる図像となりました。 本作では、ゲオルギウスが馬に跨り、十字架のついた槍で竜を突く瞬間が、金をふんだんに用いた煌びやかな色彩で描かれています。 しばしば描き込まれる王女や建造物は省略されており、劇的な場面をより明快に伝える意図があったものと思われます。 非常に古い板絵のため、木材の欠けや虫喰い跡、彩色の亀裂や剥落等の激しい経年変化が見られます。 背面には反りを防ぐための桟が釘で固定されており、全体にさほど歪みは進んでいません。 上部に展示用の金具が取り付けられていますが、土台となる木材が重量のあるイコンを支える耐久性を保っているかどうか不明のため、別の方法での展示をおすすめいたします。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】六聖人 東欧イコン
¥99,999,999
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【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:17.5×15.3×1.9cm 附属品:無 ************************************************ 六人の聖人たちを枡目状の画面に配した小型のイコン。 経年によるコンディションゆえ、それぞれの図像をすべて特定するには至りませんが、板に残された精緻な筆致の痕跡は健在です。 キリストや聖母マリア、あるいは主要な聖人たちの単身や列伝を描いたイコンと比べ、こうした複数の聖人の集合した図像は歴史的にも比較的表現の自由度が高かったようです。 決められた構図や特別な根拠が無いことも稀ではなく、依頼者の希望に応じるかたちで残されたものも数多く存在しています。 天上と地上を橋渡しする役割を持つ聖人たちは、地域ごとの特徴を帯びながら、各地で盛んに制作されたのでした。 黒く彩色した板上に、明るい部分を浮かび上がらせるようにして筆を進める描写が特徴的。 時と共に暗く変化したトーンにも趣が漂います。 非常に古い板絵のため、木材のわずかな反り、亀裂や欠け、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。 長い年月をかけて受け継がれてきたイコンの持つ興味深い歴史としてお楽しみいただけましたら幸いです。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】聖母子 東欧イコン
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【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:35.7×28.8×1.7cm 附属品:無 ************************************************ 聖母子を描いた東欧イコンです。 右腕で我が子を抱き、左手を胸に置く聖母マリア。 幼子イエスの手には祝福のポーズや聖なる巻物などの持物は見られず、聖母のマントにしがみついて甘えるような仕草をしています。 我が子を心の底から慈しみ愛おしいと想う、母としての深い愛情を示す伝統的な図像です。 抑揚を抑えた直線的な筆致や、光輪や背景に見られる点を打つような手の動きが特徴的。 金箔や彩色を鮮やかに散りばめた装飾性を重視した描写に、画家の個性や土地柄・時代性を見て取ることができるでしょう。 非常に古い板絵のため、木材の欠けや虫喰い跡、彩色の亀裂や剥落等の激しい経年変化が見られます。 背面には反りを防ぐための桟が取り付けられていますが、片方は現状では欠損しております。 人の手を渡り長い年月を受け継がれてきたイコンならではの味わいとして、予めご理解くださいませ。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】絶えざる御助けの聖母のホーリーカード
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【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:フランス 年代:1900年代初頭 技法:リトグラフ シートサイズ:8.8×5.8cm 額サイズ:16.3×13.1×2.4cm 附属品:アンティークフレーム ************************************************ 20世紀初頭のフランスにて作られた古いホーリーカード。 ホーリーカードとは、ミサや初聖体、冠婚葬祭など様々な場面で教会に訪れた際に配られる、キリスト教にまつわる絵柄とお祈りの言葉を添えた小さなカードです。 こちらは、15世紀中頃に起源を持つビザンティン様式のイコンの傑作《絶えざる御助けの聖母》を絵柄にした一枚。 裏面には、フランス語による祈祷文が記されています。 同時代にフランスで作られた木製のアンティーク額を合わせました。 素朴な木材の佇まいと、背面の金属の留め具の対比がとても良い雰囲気。 カーキ色の布マットが絵柄の雰囲気を上品に支える仕上がりです。 古いもののため、ホーリーカードにはヨレや小傷、フレームにも木材の小さな欠けやガラスのスレ、金属のサビ、落としきれない汚れ等の経年変化が生じています。 蝶番部分のネジが1個欠損しておりますが、構造上の問題はございません。 長い年月をかけて受け継がれてきたものの持つロマンとして、予めご理解くださいませ。 現状では壁掛け用の金具は付いておらず、棚などに立て掛けてのディスプレイを前提にお考えください。 吊り金具を設置すれば、壁掛け仕様にカスタマイズも可能かと思います。 宗教系アンティークや古いもののコレクションに、またはセンスの光る空間演出のアイテムに、いかがでしょうか。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】全能のキリスト 東欧イコン
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【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:22.2×17.3×1.7cm 附属品:無 ************************************************ 「全能のキリスト」は、ビザンティン美術の様式を踏襲し、何世紀にも渡り描き継がれてきた伝統的な図像です。 神の子をキリスト教における支配者かつ審判者だと示す意味を持ち、聖堂の主要な場所に置かれるなど重要なイコンとして深く崇敬の対象とされてきました。 本作に見られる、右手で祝福のポーズを取り、左手に福音書を携える姿は、最も典型的な表現方法です。 右手の指のそれぞれはキリストを指す神聖四文字「ICXC」を表し、軽く包み込むような仕草には、敬虔な教徒たちを守る意味合いがあるとされています。 波型や円、植物文様で周縁を飾る意匠が印象的。 強調された装飾性と強い平面性は、俗世とは全く異なる神聖な空間を可視化する要素として大きく機能しています。 荘厳さと同時に穏やかで慈しみ深い雰囲気を併せ持つキリストの姿と向き合い対話することで、神の世界をより深く感じようとしていた当時の人々に、想いを馳せながらご覧ください。 非常に古い板絵のため、木材のわずかな反り、亀裂や欠け、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。 また、周縁の金彩部分は後世の補彩かと思われます。 長い年月をかけて受け継がれてきたイコンの持つ趣としてお楽しみいただけましたら幸いです。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】復活大祭と十二大祭 東欧イコン
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【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:東ヨーロッパ 年代:18-19世紀頃 技法:木に彩色 イメージサイズ:35.4×31×1.9cm 附属品:無 ************************************************ 正教会暦によって定められた祝祭日を描いたイコンです。 キリストが説いた教えを記憶し、日々教徒たちが信仰を深める目的のため、古くから描かれ続けてきた祝祭のイコン。 それぞれの事跡を独立して図像化したものが一般的ですが、このように一枚の板に主要な祭日を網羅する作例も多く見られ、正教会における礼拝行事で好んで用いられました。 中央には「キリストの復活」と「キリストの黄泉降り」を上下に組み合わせた「復活大祭」、その周囲を取り囲むのは正教会が重要視する祭日を集めた「十二大祭」です。 一つひとつの枡目に、聖なる場面が伝統的な表現を踏襲しながら緻密に描かれています。 時と共に落ち着いた発色へと変化した画面ですが、かすかに覗く煌びやかな色彩からは、制作当初の絢爛な仕上がりを想像させられます。 枡目の境界や周縁に見られる、点や円を打つような意匠が独特です。 非常に古い板絵のため、木材の歪みや欠け、彩色の亀裂や剥落等の経年変化が見られます。 板の上下の側面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。 一般的な桟の入れ方とはやや異なる仕様は、イコンを軽量化するための工夫だったのかもしれません。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】聖母子の三連祭壇画 ロシアイコン
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【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:ロシア 年代:19世紀 技法:ブロンズ サイズ:9×10×0.7cm(扉を開いた状態) 附属品:無 ************************************************ ブロンズ製の三連祭壇型のロシアイコンです。 中央に表されているのは、「エレウサ型(“憐み”の意味)」の聖母子像。 両翼には上段に「エルサレム入城」、下段に「神殿奉献」の祝祭日、上部を「聖顔」と「聖三位一体」が取り囲む構図です。 金属製の小型イコンは丈夫で持ち運びしやすいため、主に旅先での礼拝に用いる携帯用として重宝されました。 片手に収まるほどの本作もまた、様々な土地でそっと懐から取り出され、教徒たちの祈りと向き合ってきたのかもしれません。 全体に、金属のサビや変色、小傷等の経年変化が見られます。 長い年月をかけて受け継がれてきたものの持つ風合いとして予めご理解くださいませ。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.
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【Sold Out】ファティマの聖母
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【 売約済のため、プライスを非表示にしています 】 国:フランス 年代:1900年代半ば 素材:金属 サイズ:11×3×2.5cm 附属品:無 備考:装飾品は含みません ************************************************ 20世紀中期のフランスにて作られた、金属製の小さな聖母像です。 「ファティマの聖母」とは、ローマ教皇庁が正式に認めた奇跡のひとつ。 時は1917年、ポルトガル山中にあるファティマという小さな村を舞台に、3人の子供たちの前に聖母マリアが出現したという言い伝えに基づくもので、同地は現在もカトリックの聖地となっています。 手を合わせ、心静かに祈る仕草。 すべてを受け入れ包み込むような表情や、衣服のやわらかなドレープなどの細部表現が美しく、聖なる場面にふさわしい崇高な雰囲気です。 下部には「FATIMA」の文字が刻まれています。 おそらく個人の祭壇用として作られたものでしょう。 小ぶりで軽量なので、コンパクトな空間にも気兼ねなく飾っていただけます。 長い年月をかけて受け継がれてきたもののため、金属の変色やサビ、小傷等の経年変化が育っています。 古いものの持つ味わいとして、予めご了承くださいませ。 宗教系アイテムのコレクション、またはセンスが光るお部屋のワンポイントに、いかがでしょうか。 ************************************************ 撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。 ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。 ************************************************ International shipping is available. Please feel free to contact us via the inquiry form.

