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ベルナール・ビュッフェ「『人間の声』より」

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作家:ベルナール・ビュッフェ
作品名:「『人間の声』より」
年代:1957年
技法:ドライポイント ed.150
シートサイズ:45.7×45cm
額サイズ:59.5×58.7×3cm
サイン:無
附属品:額

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20世紀フランスを代表する画家、ベルナール・ビュッフェ。

こちらは、深い親交を結んだフランスの芸術家、ジャン・コクトーの戯曲を原作に、ビュッフェによる銅版画22点を収めた挿画本『人間の声(LA VOIX HUMAINE)』からの一作です。

1930年に初演を行ったモノローグ劇「人間の声」。
ある女性が、自分を捨てた恋人に電話をかけるというあらすじで、登場人物は女性一人のみ、場面も電話が置かれた彼女の部屋の中だけで完結するという、実験的な現代演劇です。
ビュッフェは、モノクロのドライポイント版画だけでなく、挿画本のためにコクトーが書き直した脚本もすべてカリグラフィ(西洋の書)によって版に刻み、舞台の臨場感を紙の上に視覚的に再現しました。

今も愛し続ける男性との会話の途中、たびたび混線する電話。
途切れがちな音声の最中にレコードから音楽が流れてくる、という場面が描かれています。
ビュッフェらしい、鋭く力強いレコードの描写。
周囲をびっしりと埋め尽くす独特の文字は、主人公の激しい感情の波を投影しています。

コクトーは、一連の挿画の仕上がりに大変満足し、ビュッフェが自身の戯曲をいかに深く理解していたかを称賛しました。
生涯に数々の版画作品を残したビュッフェですが、『人間の声』は演劇と美術が融合した比類ない傑作のひとつと言えるでしょう。

中央にうっすらと残る折れ目は、挿画本に二つ折りで収録されていたことを示す証であり、ダメージではございません。
幅1.3cmほどの木製額に、シートを浮かせる仕様でセットされています。
表面はガラス板で保護されていますので、展示の際にはご注意の上でお取り扱いくださいませ。

シートにはヤケやヨレ、小さな破れなどの経年変化が見られます。
また、額も年代物のため、所どころに小傷がございます。
こうしたコンディションに、長い年月を経た古い作品ならではの味わいを感じてくださる方に、大切にお持ちいただけましたら幸いです。

限定部数の少ない希少な作品は、アートコレクションとして大変おすすめです。

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撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。
ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。

ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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