復活大祭と十二大祭 東欧イコン
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国:東ヨーロッパ
年代:18-19世紀頃
技法:木に彩色
イメージサイズ:32×26.4×2.7cm
附属品:無
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正教会暦によって定められた祝祭日を描いたイコンです。
キリストが説いた教えを記憶し、日々教徒たちが信仰を深める目的のため、古くから描かれ続けてきた祝祭のイコン。
それぞれの事跡を独立して図像化したものが一般的ですが、このように一枚の板に主要な祭日を網羅する作例も多く見られ、正教会における礼拝行事で好んで用いられました。
中央には十字架上で息絶えた後に黄泉へと戻るキリストを描いた「復活大祭」、その周囲を取り囲むのは正教会が重要視する祭日を集めた「十二大祭」です。
一つひとつの枡目に描かれた聖なる場面は、伝統的な表現を踏襲しながらもどこかユーモラス。
荘厳さよりも、むしろ祈りを捧げる者たちにとっての親しみやすさを重視した作風と言えるかもしれません。
そして、このイコンの印象を方向付ける大きな要素は、激しい残欠性でしょう。
周縁部分の多くが剥落し、板地が剥き出しになっています。
所どころに付着した白や水色の塗料は、後世の何らかのアクシデントによるものでしょうか。
背面には板の欠けをパテで埋めた痕跡と、判別はできませんが文字の彫刻がございます。
非常に古い板絵のため、木材のわずかな反りや亀裂、欠けや虫食い跡、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。
板の上下の側面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。
一般的な桟の入れ方とはやや異なる仕様は、イコンを軽量化するための工夫だったのかもしれません。
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撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。
ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。
ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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