内野隆文「無題」

作家：内野 隆文
作品名：「無題」
年代：2017年
技法：古い紙にアクリル
イメージサイズ：20.7×26.2cm
額サイズ ： 26×34.5×1.8cm
サイン：有
附属品：アクリルフレーム

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内野 隆文　Takafumi Uchino

嫌なことがあった日。
美しい音楽を聴いた日。
知らなかったことを知った日。

そのとき感じた強い気持ちも、
やがて薄れてバラバラになり、
色褪せた破片となって青暗い泉の底に降り積もっていく。

遠い思い出に流れる音楽のようにゆっくりとそのカケラが集まって、
ポツリポツリと水面に浮かんでくる。

意味を持たなかったカケラが、意味を持たない絵らしきものとなって。

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フランスのアンティーク・ブックのページに着彩した作品です。

褐色の紙の上に降り注ぐメタリックな色彩。
重なり合う絵の具のすき間から、活版印刷の活字が見え隠れしています。

意図と偶然を巧みに操り生み出された抽象画面は、キラキラと輝きとてもロマンチックな雰囲気。
解釈を拒み《無題》と名付けられた本作と向かい合えば、言葉を必要としない純粋な美的な悦びを体感することができるでしょう。

紙のヤケやヨレなど、経年変化が育ったアンティークペーパーを用いています。
古いものと現代アートのコラボレーションを、どうぞお楽しみくださいませ。

アクリルフレームは、壁掛けの他、附属のスタンドで自立させることもできます。

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撮影の都合上、実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。
ご利用中のディスプレイ端末によっても多少の差異が生じるかと思います。

ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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